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『農楽アート』

『農楽アート』は、物を産み出すことと、生産する過程を見るとことの両側面からの創造的な芸術性を『みんなで楽しもう』との提案です。

農産物を生産する目的の農業から少し観点を変えて価値観を見出そうというものです。

農業は、自然環境のさまざまな節理を利用しながら物を産み出しますが、その成果は単に食材料というだけではなく、自然と人が創り出す芸術性があります。

そして、生産現場は、時季の風景として、何時でも誰にでも公開されています。例えば、水田の場合、「水田に早苗を移植した頃の『水が主役となった風景』」から「黄金色と称される『稔りの景色』」、そして穫り入れ後の光景も『ふるさとの原風景』を醸し出してくれます。

名張は、観阿弥が座を初めてたてた地とされています。ちょっと洒落がかかっていますが、その意味でも『農楽アート』が似合うと思います。

水田で取り組む農楽アートを、特に田楽(でんがく)アートと呼べば、なお楽しいのではないでしょうか